YouTube「不動産新人チャンネル」に34本目の動画を投稿しました。
クロージングで内心焦る不動産会社の管理職↓
以下、台本の公開になります↓
クロージングで内心焦る不動産会社の管理職
会社の応接室みたいな個室で接客中の会社の犬課長とお客さん
会社の犬課長「私としましては今日見ていただいたこの物件はもう今動かないと来週には他のお客様でご成約になってしまうかと思います。」
客「うーん。まだ決める決心がつかないというかー。びびびっとこないですよねー。」
課長「そうなんですか。」
客「ほかの会社でも相談しておりましてー、ちょっとそちらでも検討しようかなーと思いましてー。」
課長「そうだったんですね。じっくりと他者さんと比べてもらった方が良いと思いますよー。」
課長の心情『ううう、早くうちで買ってくれよ!他の会社に行くのはダメ!絶対にダメ!部長になんて言われるやら。』上を見上げる感じ
空想の金魚の糞部長のセリフ『あーあ、会社の犬課長もいつも大したことないよねぇ。いつも部下に怒るだけで管理職なんだから数字作ってくれないと困るんだよなねぇ』
客「まあ、そうですね。一度持ち帰って検討します。」
課長「・・・お、お待ちください。実はこの物件、もう少し値下げできるかもしれないので
す。」
客「はあ、そうなんですか。」
課長「もし、ここで決断していただけたら、あと100万値引きするように売主に交渉しますので、いかがですか!?」
客「んー・・・わかりました。ここから100万円安くなるなら全然いいですよ。」
課長「あ、ありがとうございます。」
課長心の声『く、首の皮一枚繋がったぁ。』
課長「ただいま確認して参りますので少々お待ちください。」
部長のいる別室に移動 オフィスの背景
金魚の糞部長「話は聞いていたよ。勝手に100万も指値するなんて言って大丈夫なのか?本当に売主は応じてくれるんだろうね?」
課長「だ、大丈夫です。必ず価格交渉に成功してみせます!」
売主に電話する
課長「売主様でいらっしゃいますか。お世話になっております。私、一発逆転不動産の会社の犬課長と申します。」
売主の声だけ「ああ、課長さん、いつもお世話になってます。いいお客さん見つかったんですか?」
課長「えぇ!すぐにでも買いたいという方でして。」
売主「それは良かった。」
課長「ただ・・・」
売主「ただ?」
課長「ご予算的にも100万円の値引きが絶対条件のようでして。」
売主「えー、困りますよー。あの金額で絶対に売れるって仰ってたじゃないですか。」
課長「はい、お時間がかかってもよいということであれば、その金額でも売れるのですが、なかなか買い手が見つかるのにも時間がかかりますので・・・」
売主「じゃあ、時間がかかってもいいから買い手を見つけてくださいよ。」
課長「どうしても今回の値引きには応じてもらえないでしょうか?ローンも問題なさそうなお客様ですので、」
売主「頑張っても50万です。それ以上なら他の会社に専任預けても良いんですよ?課長さんなら高く売ってくれるって信用して売却任せてるんですから。」
課長「そ、それだけは・・・かしこまりました。もう一度交渉してみます。」
売主「頼みますよー。それでは。」
電話の切れる音。
部長「聞いてたよ。やっぱり100万指値なんて無理じゃないか。どうするんだ。」
課長「50万でいけないか説得してきます。」
部長「わかってるんだろうね?今月まだ売り上げがないんだ。ここは絶対に決めないといけないんだよ?部下のイケメン後輩が案内頑張って盛り上げてきてくれたんだから、あとは課長が話まとめるのが仕事でしょう。」
課長「ぜ、全身全霊を賭けて交渉して参ります。」
部長「部下の案件潰しばかりする管理職はいらないからさ。これが話まとまらないならまた係長に戻ったほうがいいんじゃないかなぁ」
課長「なんとか話しまとめてまいります!」
お客さんのいる応接室の背景に移動
課長「お待たせいたしました。」
客「どうでしたか?」
課長「私も全力で当たらせていただいたのですが、売り主さんも残債の関係があって、50万が限界とのことでした。」
客「100万なら即決でしたけど、50万なら一度考えさせてください。」
課長「もうこんな好条件でこれほどいい物件は出ないと思いますよ!」
客「でも、会社の犬課長さんも最初に『じっくり他者と比べた方が良い』って仰ったじゃないですか。」
課長「もちろんそうですが・・・」
客「というわけで、一旦持ち帰らせていただきます。それでは失礼します。」
課長「ま、まってくださ・・」
お客さん立ち去る。そして感じる部長の圧。
部長「会社の犬課長、わかっているね。」
課長「ひぃぃぃー」
『ブツッ』みたいな感じで終了。