不動産営業マンが嫌いな客(不動産営業マンから嫌われる客の特徴)

今回は不動産売買仲介営業マンなら誰もが共感してくれるであろう
嫌いな客、苦手な客の具体的な特徴を営業マン視点でまとめてみる。
普段は言えない客への不動産営業マンの本音を、不動産新人の経験と偏見からアウトプットし、
世の中の不動産営業マンを傷つける客が少しでも減ってくれることを願う。

(嫌いな客の具体的特徴・具体的な行動)
①物件現地集合でドタキャンor連絡がつかない
②買う気がないのに(買えない癖に)参考程度にポータルサイトから問い合わせてくる人

(苦手な客の具体的特徴)
・最初から、「いくら値引きできますか?」と聞いてくる人
・契約直前で「やっぱ買うのやめます」の人
・リボ払いや車のローンなど資金計画を立てる上で大切なことを隠す人
・初対面で仲介手数料にうるさい人
・常識外れの指値交渉(価格交渉)をしたい人
・関係ないことで雑用を頼んでくる人
・物件見学が好きなだけの人
「知り合いの不動産屋さんに相談したら~」が口癖の人




(嫌いな客の具体的特徴・具体的な行動)
①物件現地集合でドタキャンor連絡がつかない

 鍵が現地対応の物件ならまだ良いものの、
売主が物件に居住中で、物元担当者の立ち合いが必要な物件の場合、
売り主と物元担当者を待たせている状況でのキャンセルは最悪だ。

連絡が取れずに3人で待ち惚けはもはや地獄といえる。

 物件現地にて待ち合わせ時間になっても客が来ないので電話してみると、
客「すいません。用事ができたので今日の見学はキャンセルでお願いします
不動産新人「え。。。」
物元担当者「え、ドタキャンですか?困るんですけど」
売り主「なんだよ綺麗にして待ってたのにー」
不動産新人&物元担当者「申し訳ありません!」

会社から距離が離れている物件でドタキャンを食らうと、半日の時間が潰れることもあり、都合が悪くなったら早めに伝えてほしいところだ。
会社の看板で働いている以上は客に怒りをぶつけるわけにもいかないうえに、
大抵そのような非常識な客の契約はまとまらないことが多い。
約束の時間になってから「すいません30分遅れそうです」という電話をしてくる人も大変困る。30分も遅れるなら事前に分かった時点で早めの連絡が欲しいものだが「お気をつけてきてくださいね」としか言いようがないのが営業マンとして苦しいところである。

②買う気がないのに(買えない癖に)参考程度にポータルサイトから問い合わせてくる人
 スーモやアットホーム、ホームズといった不動産ポータルサイトに物件を掲載するにはかなりの広告費がかかる。

1件1件のお客様からの問い合わせには費用がかかっているだけに、
「家の近くの物件だからどんな物件なのか気になっちゃって問い合わせただけです。」
「今は買わないけど将来のために物件の資料集めしてるんです。」

「参考程度で資料請求しただけなので、今後の連絡不要です。」
という人は不動産営業マンにとっても会社にとっても迷惑極まりない。
 また「友人が探しているから問い合わせてみました」という客も厄介だ。
そのご友人を紹介してもらうなり、連絡先を聞くなりしない限りは話の発展はない。主権者でない人間が勝手に盛り上がってるだけで徒労に終わる可能性が高いのだ。
そもそも予算オーバーにもかかわらず、
「5,000万円のこのマンションが3,500万円になるなら考えますよ」
などと非常識なうえに不動産営業マンを小馬鹿にしたような上から目線で試してくる客もたまに存在するが、そもそも客ではないので深追いしないのがベストだ。

(苦手な客の特徴)
・最初から、「この物件いくら値引きできますか?」と聞いてくる人
まずは詳細資料見るなり、実際に物件を見学するなりしてから価格の相談ならともかく、少し興味がある程度で価格の話をされても営業マンとしては困ってしまう。
いくら値引きできるかどうかなんて仲介業者にはやってみないとわからない。「売主に対して書面で購入の意思表示をしてください。話はそれからです。」
と言いたいのが本音である。

・契約直前で「やっぱ買うのやめます」の人
不動産の購入は高額な買い物なだけに、こればかりは苦手な客というよりは仕方のないことだ。買う買わないはお客様が決めることなのはいうまでもないし、不安や家族の反対といった客それぞれのネックを潰すことができなかった営業マンの力不足ともいえる。
とはいえ不動産営業マンとしてはやはり契約日直前でキャンセルされてしまうと、しっかりと物件調査をして重説完成後ともなれば、メンタルにはかなりダメージがくる。間に合わないからと休みの日に役所へ行き、数時間集中して重説を作りこんだ後のキャンセルは思い出したくもない。
せめて重説完成前にキャンセルの結論を出してほしいところだ。

・リボ払いや車のローンなど資金計画を立てる上で大切なことを隠す人
銀行融資は全く問題ないだろうと思われた人が事前審査が通らないという緊急事態に直面。後になって「すいません実は少し前に~」と分割払いやキャッシングなど夫婦間でも把握していない金銭事情を後出しじゃんけんしてくるのは困ってしまう。
営業マンとしても客の年収や資産などのヒアリングは非常に気を遣う部分でもあり、大切なことをうっかり忘れずに自分でも把握して伝えてほしいところだ。

・初対面で仲介手数料にうるさい人
初対面でお互い出会ってまもない段階で
「あなたの会社は仲介手数料は満額取るわけ?」
などと言われると、営業マンとしては溜息が出てしまう。
お客様のために頑張ろう!という気持ちが萎えてしまうので最初から言ってくるのは勘弁してほしいのが本音だ。

・常識外れの指値交渉(価格交渉)をしたい人
客との人間関係、信頼関係ができていない段階での物件申し込みは、ありえない指値や仲介手数料に対する相談などになってしまいがちだ。
「価格3,000万円のあのマンション気に入ったから申し込みたいんですけど、とりあえず価格2,500万円で売主に交渉してもらえませんか?ダメだったら最悪価格2,800万円で買います。」
不動産新人「それは売主さんに怒られちゃうんで~」
「せめて100万円くらいは値引いてよ」
不動産新人「交渉してみます。。。。」
100万円の値引きくらい大丈夫でしょと気軽に思っている客もいるが、
100万円という金額は買主だけでなく、売主にとっても重たいことはわかってほしい。割引してくれるのは当たり前でしょ的な感覚を不動産業界に持ち込まれるのは困るのだ。

・関係ないことで雑用を頼んでくる人
「あの土地更地になってるけど売りに出してるの?調べてほしい」
「近くに月極駐車場の空きってありますか?」
といった内容であれば仕事なので喜んで引き受ける。
一方で、
「今日は物件見させてもらってありがとう。自宅まで車で送ってもらえる?あ、途中でスーパーに行きたいから待っててもらえるかしら?」
「このあと友人と予定があるので渋谷まで送ってもらえませんか?」
などと何か勘違いした客には困ってしまう。不動産新人が営業マンとして、人として舐められているだけなのかもしれない。。。

・物件見学が好きなだけの人
不動産が好きで、いろいろな不動産を見て回るのが趣味という迷惑な人が稀に存在する。結局物件の荒探しをするだけで話が進展せず、少し詰めれば逃げていく。
物件を購入しなければいけない動機が弱く、「いつか購入するかもしれないのでその参考に見学してみたいです」などと呑気なことを売り上げノルマを背負う不動産営業マンの目の前で言うのはサイコパスとしか思えない。

「知り合いの不動産屋さんに相談したら~」が口癖の人
「そういえば知り合いの不動産屋さんに聞いたんだけど~」
「でも知り合いの不動産屋さんはこう言ってたよ」
「知り合いの不動産屋さんも言ってたけど~」
さんざん物件案内させられた挙句、
「やっぱり知り合いの不動産屋さんに全部頼むことにしました」
などと言われた際には怒りのやり場がない。
最初から知り合いの不動産屋さんに行ってくださいと言いたいのが本音だ。

 

今回は、不動産新人営業マンの浅い経験と偏見より、嫌いな客、苦手な客の具体的な特徴をまとめてみた。
不動産営業マンを傷つけるお客様が少しでも減ることを願う。