不動産賃貸仲介営業マンの忙しすぎる一日と仕事内容(賃貸仲介の実態)

不動産業界に興味のある方向けに、
今回は「お部屋探し」でいつもお世話になる、
不動産賃貸仲介営業マンの実態についてまとめてみる。

1、不動産賃貸仲介営業マンの一日スケジュール
(暇な日バージョンと忙しい日バージョンの2つを紹介。)
2、賃貸仲介は毎日忙しすぎる(主な仕事内容)

不動産賃貸仲介をする不動産会社はシフト休みのところが多いため、休みが不定休となるところも多く、賃貸仲介営業マンは常に忙しい
その理由として客がいないときは、スーモやホームズといった集客のためのポータルサイトに宣伝用の物件情報の入力をしたり、自社管理物件の室内状況確認をしに行ったり、下見を兼ねて広告用の物件撮影などをする必要があるからだ。
また賃貸物件は非常に物件の入れ替わりが激しくて数も多いため、自社で広告掲載中の物件に申し込みが入っていないかどうかの確認を定期的にする必要がある。既に申し込みが入っており募集がストップしている賃貸物件を広告し続けると「おとり広告」として会社が処分されてしまうからだ。


1、
不動産賃貸仲介営業マンの一日スケジュール




賃貸仲介営業マンの具体的な一日(暇バージョン)
9:00 出社
~9:30 店内店外清掃。看板や旗の設置
~9:45 メール確認と反響確認(お客様からの問い合わせがあるか確認)
~10:00 朝礼&打合せ&反響振り分け(誰がどの客を担当するか)
10:00 開店
~11:00 反響対応してアポ取り、追客
~12:00 広告掲載中物件の状況確認や、他社管理の新着物件の広告承諾業務
12:00~13:00 他の営業と交代でお昼休憩
~15:00 広告用の賃貸物件情報の入力作業
~16:00 他の営業のお客様が来店されたのでそのサポート
~18:00 契約日が近いので不動産賃貸借契約書の作成や打ち合わせ
~19:30 自分が担当になった客の追客&アポ取り&内見のための鍵手配
20:00 業務終了

賃貸仲介営業マンの具体的な一日(忙しいバージョン)
9:00 出社
~9:30 今日の内見準備→現場へ直行
10:00 お客様Aと物件現地待ち合わせ→内見×3物件
11:30 お客様Aを店舗へ来店させて申し込みをもらう→お見送り

~12:30 申し込み後の雑務と打ち合わせを処理しつつ13時からの契約準備
13:00~14:00 お客様Bが店舗にご来店→重要事項説明→ご契約
~15:00 他の営業が担当するお客様Cが店舗に来店したのでそのサポートをしつつ、今日お客様Aからもらった申し込み書について元付け会社と打ち合わせをしつつ、今日お客様Bと契約したので鍵引き渡しまでの打ち合わせを処理する。
~16:00 お客様Dが店舗にご来店→要望をヒアリングして物件を提案し、内見のための鍵の手配
~18:00 お客様Dを社用車に乗せて内見×2物件→気に入った物件がなくてお申込みはもらえず、暗くなってきたため明日のアポをとる。
18:00 店舗に戻ると「今から室内を見たい」というお客様Eからの急な問い合わせがあり、すぐ鍵の手配をして物件現地へ直行。お客様Dとの明日のアポがあるため、明日内見するための鍵の手配を他の営業にお願いするして店を出る。
19:00 お客様Eと内見1物件→申し込みたいとのことなので店舗へ連れていく
19:30~20:30 お客様Eに店舗にて申込書を書いてもらい、不足書類や今後の流れなどのご説明→お客様Eお見送り
20:30~21:30 メールでの物件のお問い合わせが多く溜まっており、その対応&自分の担当するお客様へ最低限追客メール&今日申し込みや契約していただいたお客様に今後の流れや必要書類についてのご案内メールを送る
21:30~22:00 明日お客様Dとアポがあるためその資料準備
22:00~22:30 今週契約を控えているので重要事項説明書や賃貸借契約書の作成をするも、途中で疲れて頭が回らずギブアップ。忙しすぎて昼食もとれていなかったことに気がつく。
22:30 退社

 

2、賃貸仲介は毎日忙しすぎる(主な仕事内容)

賃貸仲介の主な仕事内容としては
①お客様をいろんなお部屋へご案内し、お申込みをもらい契約してもらうこと
初対面のお客様と早く打ち解けて、どんな部屋に住みたいのかという要望を聞き出し、時には妥協点を探して最適な提案をする。お問い合わせいただいた部屋を見ただけで申し込みをしてくれる楽な客もいれば、何件も何十件も物件を見てから申し込む人もいる。急いでおらず気に入った物件がない客に対しては定期的にメールや電話で追客をするなどして関係を維持しつつ、次のお部屋のご見学の約束を取り付けて盛り上げて申し込みをもらう。

②お客様からたくさん問い合わせが来るようにするための集客活動
自社サイトやポータルサイトからの問い合わせを増やすために、物件情報を入力したり、広告の承諾を貸主側不動産会社にお願いしたり、広告掲載中の物件を見直したり、最新状況を確認したりという雑務が多い。店舗の前で看板や募集図面を見て立ち止まっているお客様に積極的に声をかけるなども必要になる。

③契約に関する雑務や貸主側(オーナー側)との交渉や打ち合わせ
家賃の保証会社審査やオーナー審査に必要な書類や契約時に必要な書類は会社やオーナー、物件ごとに違うため、入居希望者に不備なく必要書類をそろえてもらったり、今後のスケジュールの段取りを営業マン主導で決めていく必要がある。時には入居日(家賃発生日)の交渉や家賃交渉、礼金やフリーレント交渉などもする機会もあり、まさに借主と貸主の間で上手に仲介して話をまとめていかなくてはいけない場面もある。

売買仲介や仕入れの営業と違って数字に対するプレッシャーはそれほどなく、ストレスは少ないが、契約の数が多いため必然的に誰でもできるような雑務が多くなってしまうのが賃貸仲介だ。

広告用の物件情報や契約書等の書類の作成などは事務員がやってくれたり、契約業務に関する部署がある不動産会社に勤務すれば、営業には集中できるものの、当然歩合率は少なくなるため数をこなす必要が出てくる。
車の運転と初対面の人とすぐ仲良く話せる人であれば不動産の知識がなくても数字を出すことはできるが、体力のある人でなければ稼ぐことも続けることも難しいのが賃貸仲介だと思う。

不動産売買仲介営業マンの一日と仕事内容(売買仲介の実態)2