公簿売買トラブル事例(実測面積ってこんなに違うの?)『台本公開』

YouTube「不動産新人チャンネル」に102本目の動画を投稿しました。

公簿売買トラブル事例あるある↓

以下、台本の公開になります↓

公簿売買トラブル事例(実測面積ってこんなに違うの?)

ナレーション「公簿売買(登記簿売買)とは、土地の登記記録上の地積を売買対象面積として売買代金を決定した取引のこと。それに対し実測売買は、契約締結時までに実測を行い、その実測面積によって取引を行う方法になります。

  • 実測面積がこんなに変わるなんて聞いてない

オフィスにて不動産新人に電話がかかってくる。

不動産新人「はい、不動産新人です」

売主様「不動産新人さん、お世話になりますー」

新人「あっ売主様、先日は成城の土地のご売却ありがとうございました。測量の進捗はいかがですか?」

売主「そのことなんだけどね、測量士の先生から土地の面積教えてもらったんだけど、10平米くらい減っちゃったみたいなんだよねー

新人「え、そんなに減ったんですか?公簿で92平米はありましたよね?

売主「そうそう。それが実測で82平米って言われてさ。まぁ今回は売買契約書にも「面積はすべて公簿による」「公簿面積と実測面積に相違が生じても再精算しない」って書いてあるし、仕方ないね。」

新人「そうですね。買主様には公簿面積と実測面積に差異が出る可能性があるという説明はさせていただいてますので」

売主「だよね。じゃあ測量も終わったし、私は決済日予定よりも早くしてもらって構わないから、調整よろしくね」

新人「承知いたしました。買主様に報告して決済日の件も相談させていただきます」

電話を切り、電話をかける不動産新人

プルルル

買主様「はい」

新人「お世話になっております。一発逆転不動産の不動産新人です。先日は成城の土地のご契約ありがとうございました。」

買主様「こちらこそありがとうございました。」

新人「土地の測量が終わりまして、実測面積で82平米になるとのことでした。」

買主「え?82平米?何それ。そんなに測量で変わるもんなの?

新人「はい。契約時にご説明させていただいた測量図はかなり古いものでしたので、増えるケースもあれば、減るケースもありまして」

買主「えー、※重説の時に土地の面積減る可能性あるって簡単には説明受けたけどさ、こんなに減るなんて私は聞いてないよ!

注釈テロップ「※重説=宅建士による重要事項説明」

新人「え、あ、え」

買主「10平米減るって、約3坪も減るってことでしょ?

新人「は、はい」

買主「この周辺坪いくらすると思ってんの?坪300万だよ?300万。わかってんの?

新人「は、はい。なので〜」

買主「3坪も減ったら1000万円近く減るってことでしょ?いやそれはさすがに聞いてないよ

新人「ですが、それついては〜」

買主「こっちは素人で簡単にしか説明されてないからわかんないだよ!坪300万円だぞ?わかってんのかよお前

新人「は、はい、すみません」

買主「そんなに土地面積減るなら、売買代金の減額を請求します。

新人「そ、それがですね、売買契約書の特約には、「実測面積と公簿面積とが異なる場合でも、売主・買主は互いに相手方に対して売買代金の増減を請求しないこと。」と入れさせていただいてまして、ちゃんとその説明も契約の際にさせていただきましたよね?

買主「契約書に書いてある?お前が簡単にしか説明してないのが悪いんじゃないか!

新人「え、」

買主「じゃあ裁判で決めようじゃないか。お宅もいい加減な説明の仕方でさぁ、仲介責任あるんじゃないの?そんなに土地が減るなら契約できないよ。」

新人の心情「うわああああ決済前にトラブルなんて勘弁してくれよぉおおおお」

ナレーション「業者の理解と一般消費者の理解のギャップはトラブルを引き起こします。大きく面積の変動が想定される場合は契約前に測量を行い、購入目的に問題がないのか確認することがベストです